西本歯科医院ブログ

2025.02.20

歯周ポケットとは?深さ別の症状の度合いや治療法について解説

歯周ポケットとは?深さ別の症状の度合いや治療法について解説

皆さんは「歯周ポケット」という言葉を聞いたことがありますか?
おそらく多くの方が、1度は耳にしたことがある言葉だと思いますが、その意味について知っているという人は少ないのではないしょうか。
今回は、「歯周ポケットとは何か?」「深さ別の症状の度合い」「治療法」について解説します。

歯周ポケットとは何か?

歯周ポケットとは、もともとある歯と歯茎の境目の部分にある歯肉溝が、プラークの細菌によって深くなった状態を指します。このポケットが深くなればなるほど歯周病が進行しやすくなります。

健康な状態と歯周病が進んでいる状態では深さが違う

歯周ポケットとは簡単に言えば歯と歯茎の境目部分の溝と解説しましたが、この深さによって健康な状態であるか、歯周病が進行しているか、などが確認できるため、深さの度合いが重要となります。

深さ別の症状や度合いを簡単にまとめると、次のようになります。

  • 1~2mm:健康な状態
  • 2~3mm:歯肉炎などの症状が見られる場合がある
  • 3~5mm:初期の歯周病 歯茎の炎症が悪化する場合がある
  • 5~7mm:重度の歯周病 歯を支えている骨が溶けてしまい、歯がぐらついてしまい、歯を失うリスクが高まる

一般的には、3mm以内であれば、健康な状態であると言われていますが、それ以上になると歯周病が進行している状態と判断することができ、それに伴いさまざまな症状が見られます。
放置していると、歯周病の原因となる菌が繁殖してしまい、症状がどんどんと進行していき、最終的には歯を失ってしまう可能性が高まるでしょう。
歯を失わないためには、プラークや歯石の除去をしっかりと行い、適切な治療を受けることです。

歯周病の原因は歯周病原菌

歯周病の原因となるのは、歯周病原菌と呼ばれる細菌となります。
この細菌の特徴は、酸素を嫌うことで、酸素が少ない環境を好むと言われているのです。
その酸素の少ない環境というのが、最初に解説した歯周ポケットで、歯周病原菌にとっては、繁殖しやすい環境となっており、深くなればなるほど繁殖が進みます。
繁殖した歯周病減原菌は、歯周組織を溶かしていくことで、歯がぐらぐらになってしまい、やがては大切な歯を失うことになってしまうでしょう。
歯周病が厄介であると言われているのは、歯を失うリスクが高いというだけでなく、自覚症状がないケースが多いということです。
歯周病の進行が軽度または中度の場合、歯周病になっているという自覚がない場合もあります。
この点も、歯周病が厄介であると言われる所以でしょう。

歯周病は歯だけでなく全身にも影響を及ぼす可能性がある

歯周病は歯だけに影響があると考える人が多いと思いますが、歯だけでなく全身に影響を及ぼす可能性があると言われています。
とくに注意しなければいけないのが、心臓病で心筋梗塞や狭心症等のリスクが高まると言われているのです。
ですから、歯周病は放置するのではなく、早期発見・早期治療が重要となります。

治療について

歯周病の治療については、基本となるのが歯石や歯垢(プラーク)を取り除くことです。
これらを取り除くことができなければ、歯周病の進行をとめるのが難しくなってしまい、手遅れとなってしまう場合もあります。

また、
取り除くことができない、難しいという場合には外科治療を行う場合もあります。
外科治療として知られているのが、フラップ手術です。
このフラップ手術とは、歯茎の切開を行い、深くまで入り込んでいる汚れをしっかりと除去する手術になります。
歯周ポケットの奥まで確認できる状態にすることで、進行の原因となる汚れを取り除くことが可能です。

歯周組織再生療法

もう1つ覚えておきたいのが、歯周組織再生療法というもの。
これは、歯周病が原因で失われてしまった組織を薬剤の力を活用して、再生させるという治療です。
再生させることによって、抜歯を回避できる場合もあります。
ただし、デメリットもあり、組織が再生するまでに時間がかかるということ。
状況によって異なりますが、再生までに半年~1年以上かかる場合もあります。
また、一概には言えませんが、治療にかかる費用が高額になってしまう場合もあるのです。

まとめ

歯周ポケットとは、簡単に言えば歯と歯茎の境目の部分にある溝のことですが、その溝の深さが非常に重要となります。
溝が深くなるということは、歯周病の進行を意味するため、そのまま放置してしまうと、大切な歯を失うことになりかねません。
歯周病を防ぐためには、セルフケアはもちろんですが、定期的な歯科医院の受診も忘れないようにしましょう。

歯周病や歯肉炎でお悩みなら、セラミック矯正を受けるのも一つの手です。
歯周病の原因である歯石や歯垢は、歯並びの悪さによる磨き残しや歯に傷があることから歯垢が溜まりやすいなど要因もあるため、セラミック矯正を行うことで、これらの問題を解決することが可能です。

大阪の西本歯科医院では、最新設備を整え、質の高いセラミック矯正を目指しながら、なおかつリーズナブルな価格帯でご提供しております。

もちろん、治療後のアフターフォローも万全の体制で対応しておりますので、ぜひ一度、西本歯科医院までご来院ください。

この記事の著者

院長・歯科医師 西本雅英

院長・歯科医師 西本雅英

略歴

平成2年

大阪大学歯学部卒業
SJCDベーシックコース修了
藤本研修会補綴コース修了
MSPDマイクロスコープコース修了
SJCDマイクロスコープコース修了

平成9年4月

西本歯科医院開業
所属学会

日本歯科審美学会

大阪大学歯学部同窓会学術委員会副委員長

日本顎咬合学会

日本歯科無痛治療協会

日本顕微鏡歯科学会

アートオブデンタルエステティック

京阪神咬合臨床研究会